それでは第7回年賀状甲子園・座談会を始めたいと思います。皆様、今回もどうぞよろしくお願い致します。
採点結果およびトーナメント表により、今回の優勝チームは『北海道静内高等学校』、準優勝は『大分県立佐伯豊南高等学校』に決定いたしました。まずは優勝チームの3作品についてご感想をお願い致します。
北海道静内高等学校の皆さん、優勝おめでとうございます!全体的にバランスの良い作品に仕上がっていると思います。イラスト部門は、明るい色使いで温かさが伝わってきますし、写真部門は、手作りのお雑煮やお猿さんがとても可愛いです。ルーキー応援部門も、丁寧に描いた水彩や筆文字が効いてますね。
優勝おめでとうございます。各部門共に力作が揃ったという印象です。イラストはイラストの、写真は写真の可愛らしさもあり、作品としても完成していると思いました。ルーキー応援もよく練られた作品で、かつ描写力もありました。それと、全て素材達をどう配置し、どうデザインするか…という点までも良い3作が揃った感じます。
優勝おめでとうございます。質の高い作品を毎回楽しみに拝見させていただきまして、今回このような結果になったことを審査する方としても嬉しく思います。高い技術力に裏付けされたバランスのよく取れた3点が出揃っていました。遊びをいれつつ、これからも世に素晴らしい作品をアピールし続けていただければと思います。
優勝おめでとうございます。3点そろえた時に色目の統一感があり、印象が良いですね。どの作品もレイアウトバランスが良く伝わるイメージが温かい。それぞれの力量も充分感じられる。総合力の勝利だと思います。
優勝おめでとうございます。どれもクオリティの高い作品!コンセプトや構図に迷いがなく、作りも丁寧で作品作りにじっくり取り組んだ様子が伺えます。部の環境がとても良いのだろうと思います。このまま自分の作品に真摯に向き合ってほしいです。きっと、どんどん上達していきますよ。
ありがとうございます。では次に、準優勝とルーキー応援部門MVPのW受賞となりました『大分県立佐伯豊南高等学校』の皆さんの作品についてお願いします。
大分県立佐伯豊南高等学校のみなさん、準優勝おめでとうございます!イラスト部門は、年号のところのお猿さんがとても可愛らしく、目を引きました。写真部門は、身近なものを使ったアイデアが面白いですね。ルーキー応援部門は、画力も背景処理のバランスもよくて感心しました!
3作品とも個性豊かで他にない作風が目を引きます。制作の手法や題材など工夫を凝らしていて面白い。日頃から他にはないものを作ろう、自分のやり方を貫こうという姿勢が感じられます。これからも自分にしかない個性を磨いていってほしいです。
おめでとうございます。あと一歩のところでしたが、今回のことにめげずにまた参加していただければと思います。作品の主体となる人物、猿などの描写は悪くはありませんでした。演出面でちょっと相手に「利」があったかということくらいですので次回の参考にしていただければと思います。
準優勝おめでとうございます。3作品ともに作者の人柄、純真さが伝わってくるように思いました。ルーキー応援の文言が『真っすぐ』ですが、どの作品もイメージ的な真っすぐさに好感がもて、心惹かれる作品になってます。
準優勝おめでとうございます。それぞれ全く違うテイストで、魅せられる作品だったと思います。イラストは、やさしい画風が印象的で、写真は意外な要素で作りあげ、ルーキー応援は、優勝校にも負けない描写力を感じました。
ありがとうございます。それでは、MVP作品の選定へ移りたいと思います。今回もイラスト部門MVPの選定から、皆さんの推薦する作品をいくつかあげていただけますでしょうか。
『北海道札幌平岸高等学校』は最初に目につきました。猿の表情が小憎らしくてニヤッとしてしまいます。画力も高いです。年賀状という枠に囚われずに、やりたいことを貫き通した感じが好きです。
次点に『石川県立七尾東雲高等学校』。これは紙面に載っているもの全てがかわいいですね〜。たくさんの要素が詰め込まれているのに、彩度を抑えて、色味を統一することで綺麗にまとまっていて心地よいです。きっと色彩感覚が優れた人なのでしょう。着物の水色のラインもいいアクセントになっています。お節も丁寧に描かれていて美味しそう。
あと『大分県立佐伯豊南高等学校』も全体のバランスがすごくいい。小説のカバーになっていそうなクオリティですね。二人の人物も表情、ポーズ、ファッションとそれぞれの性格が表れていて、二人の日常風景が色々と想像できます。漫画が1本描けそうな感じ。タッチも個性的でアナログの良さが出ています。
一推しは『石川県立七尾東雲高等学校』を。ジャンル別があるとすればアニメ、ゲームキャラクター部門では一番の安定感、猿による遊び、おせちで画面に動きも出ており、色合いも優しくてよいと思います。
次に『大阪府立北摂つばさ高等学校』。猿とお正月をモチーフに使ったオーソドックスなタイプとしてはこの作品が良い。ただお椀に入るというアイデアが今回、他の人にも見受けられたので独創性の面ではやや欠けます。
『大分県立佐伯豊南高等学校』は猿をあえて使わずに勝負したところが良かった。絵がコミックタッチでありながらも手描きにしたことにより温かい雰囲気が好感触。場面が思い出のワンシーンぽくてよい。水彩技術は改善の余地あり。
私は『神戸市立科学技術高等学校』を一推しにします。独特の画風でアーティステックな感じが面白い。他とは違う世界観ある、そんな所に心惹かれました。
次点は『北海道札幌平岸高等学校』。お猿さんのイラストに味わいがあって惹かれます。胸の辺りで切り取ってダイナミックに描いた構図とシンプルな色使い。良くできていると思います。
僕は一推しに『北海道札幌平岸高等学校』を。年賀状らしいまとめられた作品ということと、イラストの魅力です。
次点に『石川県立七尾東雲高等学校』。色もデザインもバランス良く仕上がっていると思います。
もう1点は『静岡県立浜松江之島高等学校』。ひとつひとつのイラストがしっかり描かれていて、完成度があると思いました。惜しいのは色バランスかな。
私も一推しは『北海道札幌平岸高等学校』です。インパクトある猿のイラストが良いですね。2016年をバナナを使って表現するアイデアも良いです。
次点は『石川県立七尾東雲高等学校』の作品を。おせちの素材ひとつひとつが丁寧に描かれていて美味しそうです。晴れ着も可愛いですね。
ありがとうございます。あげていただいた作品を纏めると、
一推しは『北海道札幌平岸高等学校』3票、『石川県立七尾東雲高等学校』1票、『神戸市立科学技術高等学校』が1票。
その他次点以降に『大分県立佐伯豊南高等学校』『大阪府立北摂つばさ高等学校』『静岡県立浜松江之島高等学校』の作品も上がっています。
次点も見ると『石川県立七尾東雲高等学校』の票が多いですね。
『北海道札幌平岸高等学校』『石川県立七尾東雲高等学校』どちらも良いですね。
『石川県立七尾東雲高等学校』は上手いし可愛いしで完成度は高いですが、一推しにしづらいのは、どこかで見たことある感じがどうしてもあるので。
選んだタッチの問題なんですけどね。あの中では満点なんですよね。
そうですね『石川県立七尾東雲高等学校』は満点です。
すごく可愛いし上手なんですけど、このあとおせちはこぼれちゃうんですよね?せっかくのお正月なので、元旦からつまづきたくないかなぁ〜というのが少しあって一推しにはできなかったんです(笑)
トータル的に、イラスト作品としては、やっぱり『北海道札幌平岸高等学校』かなぁ。
『北海道札幌平岸高等学校』は自分の中ではノーマークだったんですよ。悪くはないか〜。
『北海道札幌平岸高等学校』か『石川県立七尾東雲高等学校』のいずれかという感じになってきましたが、皆様いかがでしょうか。
はい。『北海道札幌平岸高等学校』か『石川県立七尾東雲高等学校』のいずれかで良いと思います。
『北海道札幌平岸高等学校』は「参った!」って感じです。この堂々たる猿の人間臭い表情が大好きです。
目新しさでいえば『北海道札幌平岸高等学校』ですか。
私は『北海道札幌平岸高等学校』を推します。
僕も『北海道札幌平岸高等学校』が頭ひとつ抜きん出たって感じです。
干支を題材にした直球勝負的な所と味のあるイラストが好きです。私も『北海道札幌平岸高等学校』でお願いします。
それでは、本年も全員一致でイラスト作品MVPは『北海道札幌平岸高等学校』の作品で決定させていただきます!
では次に写真部門MVPの選定をお願いします。今年もイラスト部門がサクッと決まってしまったので、写真部門は盛り上がっていただければありがたいです(苦笑)
写真もすぐ決まるかもですよ!!(笑)
写真は悩みますよw
写真は迷いましたよ〜。
『京都府立城南菱創高等学校』の作品は、一目見て温かさ可愛さが伝わってくる仕上がりになっていると思います。
『兵庫県立川西緑台高等学校』は、これまでちょっと無かったかもしれない意外な作りで独特の雰囲気が、良かったです。それでいて、全体的にも上手く仕上がってしると思います。
『鹿児島県立喜界高等学校』もシンプルですが明るさと希望を感じ、写真部門ならではの表現でとても良い作品だと思いました。
一推しは『神奈川工業高等学校』です。ぱっと見のインパクトがまず良い。猿と人との合成もなかなかで見やすいです。
次点に『京都府立城南菱創高等学校』を。立体物を使った作品において、模範解答のような安定した作品。暖色でのまとめ方も良い。
『兵庫県立川西緑台高等学校』も手間暇がかかってそうで良いです。背景に冬、お正月などを感じさせる物が無いので次々点に。他のパターンを見たい作品。
私は一推しに『京都府立城南菱創高等学校』を。制作のアイテムが可愛らしく、文字も効果的に組み込んで暖色系で幻想的に仕上げた感じが好きです。
次点に『三重県立名張西高等学校』、その次に『鹿児島県立喜界高等学校』を推します。
『三浦学苑高等学校』を一推しに。シルエットだけなのに、すごくうるさい(笑)いい意味でですよ。朝日が夕日に見えてしまったけれど、それがいい演出になっていて、いつも夕方までワイワイ仲良く遊んでいる様子が目に浮かびます。見ていて楽しい年賀状です。
次点『鹿児島県立喜界高等学校』。「高みを目指して」というテーマで空を使うのはよくある手法だと思いますが、そこに下からのアングルの人物(銅像かな?)を入れることで、目標の高さと、そこを目指す人物の意志の強さを感じることができます。また、文字の演出もかっこいい。全体に大人っぽい仕上がりになっていますね。
その次には『三重県立名張西高等学校』の実にめでたい年賀状!!恰幅のいい恵比寿さんを下からのアングルで撮ることで、すごく大きな福が来そうな迫力が出ています。
私は写真部門、すごく迷ったんです。アナログに徹した努力を買いたいのは『兵庫県立川西緑台高等学校』、デザインとして好きなのは『鹿児島県立喜界高等学校』。可愛いな〜と思うのは『土佐女子高等学校』で、おしゃれだなと思うのは『三重県立明野高等学校』絞りきれなくてごめんなさい!皆さんが選んだ作品もどれも好きです(笑)
私も、他の方があげた作品もどれも捨て難かったです。
僕は次次点にあげましたが、実は『鹿児島県立喜界高等学校』が本当良い。上手い。と思いました。
いいですよね。写真だけじゃなく、文字の構成もいい。
垢抜けていますよね。バランスが良い。
デザイナーの仕事作品みたいだなぁと感心しました。
写真がほんときれいです。テーマもいいですよ。
ですね〜
でも一推しにできないのは何でだろう?誰も一推しにはしてませんよね。
キレイすぎるから?(笑)
『鹿児島県立喜界高等学校』はすごくきれいですね〜。でも、だからこそもう一癖欲しい、と思ったりしてしまいました。
僕は、作風のタイプが色々ありすぎて…迷ったって感じです。
これで完成してしまったからかもしれませんね。あと今回、ちょっと珍しかったのが『兵庫県立川西緑台高等学校』の切り絵調の作品です。こっちはなんか次がまだ気になるというか。
『兵庫県立川西緑台高等学校』は、ちょっとない、なんとも言えない雰囲気ですけど面白いなと。
色、綺麗ですよね。ただ構図の不安定さがちょっと引っかかりまして…
不思議な色調ですよね。猿の表情もなんとも言えない雰囲気を醸し出してる。
写真加工をしないということを決めて制作に入ったようで「光(影)を待つ時間」など、グループで制作に関わった時間に思いを馳せました。荒削りなんですけど、賀詞もフイルム貼ったりして...頑張ったなぁと。
思いつきでサクッと撮れる写真ではないですよね。
ですね。
構図的不安など含めて、別の作品を提出させたくなるというかそういう魅力あります。
干支でシリーズ化して欲しいw
それはありますね〜。次回作がとても見たくなるw
大仕事!w
皆さん、努力してますよね。色々と一生懸命考えてる。でも最終的にはある程度の完成度で作品にしなければ。コンテストですから。
そういう意味では、『兵庫県立川西緑台高等学校』…色がひっかかります。
『京都府立城南菱創高等学校』と『土佐女子高等学校』の立体作品はみなさん推しておられますが、いかがでしょうか?
『京都府立城南菱創高等学校』は、私は挙げる作品が多くなりすぎたので入れてませんけど、すごく好きです。
私も入れるか迷った作品です。
バランスの良さからくる安心感。色目に魅力がある。つぎにアイテムが可愛い。そんな感じで私は一推しにしました。
『三重県立名張西高等学校』も良いんですよね。そういう意味で迷いまくりましたw
『京都府立城南菱創高等学校』は、高校生らしいというか、わかりやすい、かわいく上手く仕上がっていると思います。
『京都府立城南菱創高等学校』は暖かい色味で『鹿児島県立喜界高等学校』とは真逆の良さがあります。
両者に言えるのはやっぱり、「完璧すぎちゃうな〜」という欲が出てきてしまって。気がついたら、私は『神奈川工業高等学校』のコラージュを推していたわけです。
今年の作品でちょっと良いなぁと思ったのは三猿をすごくポジティブな形で表現しているところです。「見せて」「聞かせて」「言わせて」の『神奈川工業高等学校』や、他の作品にも幾つか見られましたよね。
でもやっぱり『鹿児島県立喜界高等学校』が鮮麗され過ぎてて、やっぱり上手いなと思います。
上手いですね〜。
『神奈川工業高等学校』は、作ってる時、友達同士爆笑しながら作業したんでしょうね!で、全てを見ていると、どの方向性で見るかによって、迷いが生じた…という感じでした。
いつもの大阪校かと思ったら、神奈川だったんですよ。ただ字が弱かったりする箇所もあるんです。それを差し引いてもテンション高くていいなって思いました。
着眼点や写真部分はいいけど、全体の完成図を考えて作り始めてないなと思いますね。
もう少し丁寧さが欲しかった気がします。
完成度としては…、ですね。
面白い作品はたくさんあって迷ったのですが、その中でダントツ!と言えるものが絞りきれませんでした。完成度で言えば『鹿児島県立喜界高等学校』なんでしょうけど。
なんだかんだで、僕は結果的に『鹿児島県立喜界高等学校』が1番かなと思っています。
私が2番目に推したのは『三重県立名張西高等学校』なんですけど。迫力があって構図が面白い。だけどなぜ一推しにしなかったかは、最終的な完成度。綺麗に仕上げてるか…ですね。
私は伝えたいことがストレートに伝わってくるのを選びましたね。『三重県立名張西高等学校』は全開でめでたいのが好きです。
どこを評価するか、ですよね。
『三重県立名張西高等学校』は完成度でいうと一段落ちますね。
完成度でいうと、やはり『鹿児島県立喜界高等学校』でしょうか。
『鹿児島県立喜界高等学校』か『京都府立城南菱創高等学校』になります?
『鹿児島県立喜界高等学校』は「今年もよろしく」みたいな、つい入れたくなる言葉もバッサリ排除してる潔さがすごいw
ハガキサイズでもったいない位ですよ。大きくしても迫力ありますよね。
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ああ、そこに遊び心を入れて欲しかったんだけど、ポスターのように綺麗で気持ちがいいからOKです。
では、全体票の多い『鹿児島県立喜界高等学校』『京都府立城南菱創高等学校』『兵庫県立川西緑台高等学校』の中から選ぶなら、という事で再度皆様の一推し票をお聞きしてみて良いでしょうか?
私は『鹿児島県立喜界高等学校』で。
『鹿児島県立喜界高等学校』で。
どこを評価するか、難しいですね。完成度が高いのは『鹿児島県立喜界高等学校』。頑張ったなぁ〜と思うのは『兵庫県立川西緑台高等学校』。高校生らしくていいなと思うのは『京都府立城南菱創高等学校』です。
笑 お気持ちわかります。
決めきれなくて、すみません(笑)
『兵庫県立川西緑台高等学校』はいままでの切り絵作品をひと超えしてきました。期待の意味もこめて、『兵庫県立川西緑台高等学校』にします。が、『鹿児島県立喜界高等学校』の渾身の一枚感は捨てられないところです。『京都府立城南菱創高等学校』の作品は来年も会えるかもって?って思う節があるんです。
最初に一押しで選んだから『京都府立城南菱創高等学校』にします。次に皆さんとの意見の中から『鹿児島県立喜界高等学校』も選びます。
『鹿児島県立喜界高等学校』2票、『京都府立城南菱創高等学校』1票、『兵庫県立川西緑台高等学校』1票となりましたが、皆さん『鹿児島県立喜界高等学校』は捨てがたい、という感じでしょうか。竹本さん、どうしても1枚選ぶなら…!いかがでしょうか?
う〜ん、難しいですねぇ。完成度でいうなら文句なく『鹿児島県立喜界高等学校』でしょうね。
そういえば前々回のMVPも空の写真でしたね。
でしたっけ?
飛行機のやつです。
今後、安易に空の写真に流れる方向に行かないか一抹の不安が。
なるほど。空だから!ってわけじゃないんですけどね。
かといって、いいものは認めないわけには…いかない?
結局はいいものいいということで。
空は関係なく、よく出来てたからです。
爽快感のある空の写真は、上手く使えば良いと思います。どう料理するかです。
やっぱり別ものですよ、大丈夫です。
デジタルが多くなってきた中であえてアナログで勝負したと言う意味では、やっぱ『兵庫県立川西緑台高等学校』も評価したいですが(往生際悪いw)、『鹿児島県立喜界高等学校』の作品はどう見てもよくできていますしね。
それでは『鹿児島県立喜界高等学校』が多数ということで、MVP決定とさせていただいて良いでしょうか??
はい。OKです。
異議なしです。
『鹿児島県立喜界高等学校』でしたら異論なしです。どうぞ持って行ってください。
笑
それではMVP作品は『鹿児島県立喜界高等学校』に決定させていただきます!
おめでとうございま〜す!
パチパチ〜。
『鹿児島県立喜界高等学校』!よかったですね!
ルーキー応援部門MVPは東北楽天ゴールデンイーグルスの安樂智大選手に選考いただき、『大分県立佐伯豊南高等学校』の作品に決定致しましたが、今年も参考まで皆さんが良かったと思われる作品を教えていただけますか?
『北海道静内高等学校』は絵が上手い!猿の毛並み、服のシワ、グローブの縫い目、筆文字とすごく丁寧に描かれていて感心します。描けば描くほど上手くなっていくと思うので、どんどん描いていってください。こんな丁寧な手描きの年賀状が届いたら選手はやる気が出ると思いますよ!
MVPの『大分県立佐伯豊南高等学校』は、全体に無駄がなくてバランスがいい。難しい投球中のフォームも破綻することなく描けていて上手いですね。背景の和風な模様がいい演出になっています。
『三浦学苑高等学校』は色々な要素が詰め込まれていますが、それぞれに迫力があって目を引きます。猿の能面の彩色が好きですね。この強いテイストを磨いて欲しいです。
もう1点『長野県穂高商業高等学校』のストーリー性のある演出がいいですね。それぞれのコマの表情に緊迫感があって息を飲みます。漫画やアニメで続きが見たいです。
ルーキー応援部門は『東京都立永山高等学校』のほのぼのイラスト。味があってとても良かったです。バランスも良い!
あと『第一学院高等学校 盛岡キャンパス』は文字も含めての動きのある表現力が素晴らしい。迫力のポーズも安楽投手をきちんと観察したうえでの描き方。上手いですね。
『三浦学苑高等学校』は色合いに泥臭さがあるものの、力強いタッチに圧倒されます。任侠映画のポスターのような迫力があり、鋭いエッジでどんどん切り込んでくる。
『北海道静内高等学校』は一般の方々が求める優秀な作品の理想像。人物、雲の動き、背景の水彩による滲み、文字の力強さ、猿にはバットを持たせてあり、どれをとっても満点の出来でした。
次に『京都精華女子高等学校』。テレビで視聴者が送る、イラスト入り応援ハガキみたいなテイストがなんか良いです。飾らなく、素直にメッセージを伝える感じに好感が持てました。
MVPに選ばれた『大分県立佐伯豊南高等学校』は画力も、レイアウトのバランスもよく、上手だなぁ〜と感心しました!
他に『三浦学苑高等学校』は個性的でよく描けていると思いました。個人的には、猿のお面がとても好きです。
『福井県立藤島高等学校』のデザインもシンボリックで好きです。
雑な線と、味のある線は違います。そういう意味で『福井県立藤島高等学校』はとても味のある線で描かれた作品だと思います。デザイン要素が多く、より他の作品より際立ったとも思います。
また、優勝校の作品ですが『北海道静内高等学校』は、やはりよく練られたバランスと描くチカラで説得力ある作品だと思いました。
『東京都立永山高等学校』はちょっとトータル的な完成度としては、惜しい感じはしますが、個性ある描写力を一番感じました。プロの仕事で言うならば、挿絵にもってこいな力を感じとても印象に残りました。
ありがとうございました。
では最後に、全体を通しての総評を皆さんからお聞きして終了したいと思います。
毎年、高校生の皆さんの作品を見せていただけるのをとても楽しみにしております。今年も、高校生らしい元気あふれる作品や、洗練された格好いいデザインから、次回作を見たいと思わせる作品までバラエティに富んだ力作ぞろいで、審査は難しかったです。
誰にどんなメッセージを届けたいか?をしっかり考えて取り組まれていることや、水彩、粘土、切り絵などのアナログ的な作業を一手間加えた温かみのある作品が多いことにもとても好感を持ちました。回を重ねるごとに、レベルアップしていますね。高校生の皆さん、お疲れ様でした!
高校生の皆さん、お疲れさまでした。思いつきだけで、すぐ仕上げただけではない、よく考えられた作品が増えてきたなという印象でした。特に写真部門MVPなどは、どの審査員のかたも同じだと思いますが、よく出来ている作品が多く、そして色々な方角からのとらえ方だったので、非常に迷いました。と同時に、過去の大会の作品に目を通しているのか、レベルが上がってきてるなと感じました。全ての作品において、あまり無い作風での表現もあり、非常に感心させられました。独自の個性を貫く姿勢が、際立って感じました。
どんな作風であろうと、共通するのは仕上げまで時間がかかっているということ。それは、雑に仕上げていないということですね。加えて、写真なら写真、イラストならイラストを制作することだけに集中するのではなく、年賀状としてそこへどう配置するのか?そこにどんな文字をどんな色で、どんな大きさで、どこに効果的に入れるのか…という、デザイン的な配慮も必要です。それも全て込みで、作品です。その辺まで練り込まれたものが、それぞれ賞を取っていると思います。
今年も楽しく刺激的に、審査に関わらせて頂きました。年賀状以外の創作でも、さらなる力作を作っていって欲しいと思います。みなさん、お疲れさまでした。ありがとうございました。
今年もまた、年賀状甲子園の審査に参加させていただきました。ありがとうございます。審査する側も幾つかの勉強させて頂きながら楽しく終了することができたと思います。
全体的な印象としては今回もおとなしい感じの作品が多かったような気はしています。今年の干支、『サル(猿)』はイメージとして小動物を連想することの方が大勢なのでしょうか。インパクト面の寂しさは拭えない思いです。
ビジュアル的に『見猿 聞か猿 言わ猿』の三猿を反映させてる作品が幾つか見られました。メッセージを送りたい相手にビジュアルで現す。何を伝えるか。どういう切り口で作品にするか。たくさん考える。実験的なこともやってみる。けれども 例えば写真作品では思ったイメージに近づかないこともあるでしょう。一筋縄ではいかない苦労もあったかもしれない。そんな風に作者の『思い』をどう現すか、に視点を持っていくと審査する側としてもなかなか面白かったりします。けれど、そこを丁寧に扱うかどうかで伝わる思いも全体像も変わってくるのだと思います。高校生のみなさん。そういったことを含め、是非次回も面白い作品を期待したいと思います。
ちなみに個人的には今回の『ルーキー応援』作品は全体的にとても良かったと思います。出来のいい作品が多かった。面白く、カッコ良く、綺麗だったりと。安樂投手を応援する一生懸命さが素敵なビジュアルになってる。そんな訳で、『ルーキー応援』ばかりでなく、また作品制作等がんばってください。ありがとうございました。
参加していただいた皆様ありがとうございました。この度も多種多様なジャンルの作品が集まり甲乙付けがたいものばかりとなりました。デジタル作品にはデジタルの良さが、アナログ作品にはアナログの良さがあります。どちらを主体に使うにせよ、基礎にあるデッサン力や色のバランス、白抜けの良さなど共通して考慮すべき点があります。アナログかデジタルのどちらかで上手に作っておられる方は、たぶんもう片方の手法でもうまく作ることができることと思います。自分の思い描いた設計図を真っ白な平面に再現できているのか?スタートラインはそこからです。
他校の作品を観て圧倒的な差を感じた方は、上手い下手以外に、ある程度までは「絵を描く」「写真を撮る」ということに触れてきた時間の差になります。こればかりは、一夜漬けではどうにもならないことですのでたくさん触れて、友達と好きな作品、嫌いな作品などについて語り合い、いいところは取り入れてみたりして勉強してください。次回お待ちしております。
今年も楽しく審査させていただきました。毎年、必ずハッとさせられる作品に出合うことができますが、今年も、高校生らしくエネルギッシュで若々しい作品、逆に高校生とは思えない程の技術とセンスが光る作品、いろいろな作品に出合うことができました。ハッキリとしたコンセプトや、アナログへのこだわりを持って作品づくりに取り組んでいるものも多くて嬉しかったです。高校生というと、まだまだ成長の途中です。これからも迷いながら、悩みながら、自分の作品と向き合ってください。
皆さん、今年もお忙しい中お集まりいただきありがとうございました。それでは、第7回大会座談会、閉会させていただきます。来年もどうぞよろしくお願い致します!