●優勝おめでとうございます。結果を知った時の先生のご感想をお願いします。
古内先生:「静内高校、日本一!!!」
3年越しの挑戦でようやく勝ち取ることができた喜びでいっぱいです。昨年度は、ベスト16の段階で優勝校とあったてしまい悔しい思いをしましたが、その悔しさをばねにリベンジ優勝を果たせたことにさらに喜び倍増です。そしてなにより、このメンバーとともに一喜一憂しながらとても楽しい時間を過ごさせていただきました。作品をつくりながらいろんなことを考え、チームを組むことで、まわりを思いやる優しい気持にも触れることがあり、君たちは、私の自慢の「娘たち」です。本当におめでとう!そして、ありがとう!!という気持ちでいっぱいです。
●生徒の皆さん、いかがでしたか?
最初に「優勝」の文字を見たとき、信じられなくて実感がわかなかったです。でも、本当なんだなって確信した時はオリンピック並みのうれしさを感じました!
●今回の作品制作はどのように進められましたか?
最初はみんなでアイディアを持ち寄って、それから役割分担をして制作を始めました。みんなで協力してつくったり、それぞれでつくったものを見せ合って意見を出し合うなどしてクオリティを高めていきました。
●相互採点はどのようにされましたか?また、採点してみてどう感じましたか?
皆で職員室の先生方に見守られながら、古内先生のPCを囲んで採点しました。いろんな個性のある作品を見て「こんなアイディアもあるんだな」と目からウロコが落ちまくりでした。
●作品制作の中で、工夫したりこだわったポイントがあれば教えて下さい。
干支が「申」なので必ず猿の要素を忘れないようにしました。また、どの作品にも「お正月感」と「手作り感」を取り入れました。
●では逆に、苦労した所や反省点があれば教えて下さい。
短い期間で制作したので、もっと早い段階からじっくり取り組みたかったと思います。
●ありがとうございました。それでは最後に、今回参加してみていかがでしたか?
山口:今年度が2回目の参加で、昨年度はベスト16どまりで悔しい思いをしたので、今回の結果は本当にうれしかったです。来年は、V2目指してほしいなぁと思います。
大林:初めて参加して優勝できて嬉しかったです。また、先輩方の絵を描く時の考え方など知れてよかったです。
瀧本:良かったですねぇ嬉しいですねぇ。
仁岸:嬉しかったですぅ!!!!!!!!!!!!
●準優勝とルーキー応援部門のW受賞、おめでとうございます。まず、結果を知った時の先生のご感想からお願いします。
中村先生:高く評価してくださった審査、関係の皆様に感謝いたします。相互評価やアピールポイントなどの場面では伏せていましたが、本校は今年度末で閉校する高校です。3年生しかいません。全ての行事が「最後の○○」となり、しかし最後でこそ輝いていようと、生徒たちは何かと頑張っています。そんな彼女たちが、また一つ花を咲かせることができたかと思うと嬉しいです。
●生徒の皆さんはいかがでしたか?
川野・高瀬・亀井:ただただ嬉しいです。
大鶴:名誉ある賞をいただきまして、身に余る光栄と存じます。非常に嬉しく思います。
●今回の作品制作はどのように進められましたか?
イラスト、ルーキー応援部門を大鶴、写真部門を川野、高瀬、亀井が担当しました。イラストは水彩、写真はスマートフォンで撮影後にアプリ加工の画像と手書き文字をPhotoshopで合成、ルーキー応援はペンタブレットでデジタル制作しています。
●相互採点はどのようにされましたか?また、採点してみてどう感じましたか?
美術室でPCを囲んで採点しました。自分では考え付かないような個性的な表現やアイデアを目にし、感動するとともに、非常に刺激になりました。
●作品制作の中で、工夫したりこだわったポイントがあれば教えて下さい。
イラスト部門では、ありきたりな構図にならないように気をつけながら、日常の1コマを切り取るようなものにしました。少年たちの髪の毛は子猿をイメージし、淡い茶色の短髪ヘアにしました。服装も紅白になるようにし、おめでたい印象を与えるようにしたりと、気付かれないかもしれないような小ネタを盛り込むなどの工夫をしました。水彩の原画を忠実に色再現した画像となるよう、一眼レフカメラで撮影し、Photoshopで色校正しています。
写真部門では、全て身近にあるものをスマートフォンで撮って、組み合わせました。手書きの文字は最後に合成しました。
ルーキー応援部門は、安定感のあるスタンダードなかっこよさを目標に、安樂選手が一番輝く”ボールを投げる瞬間”を絵にしました。添えるメッセージも一味違ったものにしようと、ストレートに自信のある安樂選手への”真っすぐ”という言葉でも、様々な意味を含むように選びました。
●では逆に、苦労した所や反省点があれば教えて下さい。
取りかかりが遅かったのが一番の反省点です。写真を作った川野の猿の構成が斬新だったので、文章でそれをどう活かすか、とても悩みました。文字の書体も悩みましたが、あえて小さくして親しみやすさを強調しました。
●ありがとうございました。それでは最後に、今回参加してみていかがでしたか?
大鶴:コンテストに出品する機会を与えてくださった先生や、ともに制作に取り組んでくれたメンバー、そしてこのような素晴らしい賞をいただけたこと、様々なことに感謝いたします。高校生活最後に、このような賞をいただくことができ、非常に嬉しく思います。
川野:みんなで楽しくできたのでよかったです。
高瀬・亀井:文化祭、体育祭時期と重なり皆で集まっての制作がなかなかできなかったのですが、楽しかったです。
中村先生:生徒たちは全員3年生で、そもそもエントリー時点では美術部員が一人だけで活動していました。3人が「得意ではないけど」と大鶴の呼びかけに応えてくれて、なんとかチームができた経緯があります。彼女たちは3年生として進路活動はもちろん、常に何かの委員、スタッフとなり忙しく過ごしています。今回の作品には何かと理由はあれ加筆修正をしきれなかった部分があり、もっといい作品にできたようにも思いますが、この部には「次回」がありません。しかし、これも大事な経験になったかなと感じます。初参加で試行錯誤し、ベストを尽くした挑戦の上での快挙だったと思います。
高校生活最後に出品した作品でMVP賞をいただくことができ、良い思い出になりました。描きたいものを好きなように描いた年賀状が、こんなにすごい評価を受けるとは思ってもみなかったのでとてもうれしいです。先生のアドバイスや友人の支え、そしてイタリアにいる友人のおかげでできた作品なので、感謝の気持ちも込めて皆に年賀状を送りたいと思います。この度は本当にありがとうございました。
(イラスト部門・本間由乃選手)
MVPありがとうございます!私の大好きな喜界島の綺麗な空の写真で年賀状を作成し、このような賞をいただくことができたので、とても嬉しいです。チームの仲間たちや先生と、楽しく活動できました!
希望に満ちた2016年になってほしいという想いが伝われば幸いです!本当にありがとうございました!
(写真部門・榮光里選手)